CANPLY針葉樹合板の施工事例

構造用合板表しの施工事例

本来は下地用として使用されるCANPLY針葉樹合板(構造用合板)のシージンググレードを意匠的に内装仕上げに利用した建築も増えています。自然素材を生かし、安全性を高め、併せてローコスト化を実現することもできます。
一般住宅はもちろん商業建築にも活用することができ、建築士、工務店、大工さんの連携プレーにより素晴らしい空間がつくり出されています。

オフィスの施工例

自然の素材を内装仕上げの材料に使用しながら、その中で従来にない素材感覚を打ち出して行こうというのが、デザイン設計の基本コンセプト。本来下地用として供給されている合板のラフな風合いをそのまま生かして仕上げた壁面は、そこを訪れる人々に自然な安らぎを醸し出してくれます。

ラフな仕上で全体を覆い自然な雰囲気をつくりながら、合板相互の接合部に意図的に合板の端部を水平に配置することによって、アクセントを付け壁面を引き締めています。
合板を何枚も張り合わせ、その接合部分を家具の表面に特有の意匠を表しました。王手(木口)処理をせずに木口をそのまま使い、構造用合板の属性をそのままの形で見せ意匠としています。
<解説・デザイン設計>ゲストハウス アムステルダム/ 遠藤治郎
前田弘児(現在マッキーナデザインラボラトリー代表)



オフィスの施工例

人々が仕事をする時間は、人生のおよそ3分の1。そういった時間を過ごす仕事場の環境は、直接仕事の効率にも影響します。このオフィスでは、カナダ並に一人あたりの専有面積を広くとり、ゆったりと仕事ができるようにデスクはL字型を標準に設置し、使いやすさの提案を行ないました。
建物の床面積を大きくとることで、逆に建築コストが上がってしまうことも懸念されましたが、内装にCSPを使用することで解決。本来は構造用の壁下地として使用するのですが、壁や天井に石膏ボードを下地としてクロス貼りすることを考えれば、コストパフォーマンスに優れ、しかも針葉樹合板が暖かみのある空間を演出してくれます。
構造材を仕上げ材として使用するときに気をつけなければならないことは、もともとCSPは下地材のためラフな素材であるということ。しかしこのラフさと対極にある繊細な材料とのコンビネーションを図ると、それが逆に大きな特長となってきます。オフィスの床にカーペットを敷いたり、家具類の選択に気を配ったのも、そういった理由があるからです。

都心部のオフィスとは異なり、土地が比較的広い郊外型の事務所建築は、低層で造ることが可能です。この敷地も、幹線道路から一歩入った昔ながらの家並みが続く静かな住宅地の一角。ケヤキの大きな屋敷林が周辺に点在し、借景として一部利用しました。
<解説・設計>蔵建築設計事務所